怪しい不動産投資セミナーを見つけて回避する方法6つ

不動産投資をする際は、物件の収益性を見分けたり、キャッシュフローを計算したりと、ある程度専門知識が必要になります。実際は、不動産会社にヒアリングしながら学んでいく方法もありますが、不動産投資のセミナーで学ぶという方法もあります。

しかし、不動産投資セミナーとひとくちにいっても、そのセミナーの質には大きな違いがあるので注意が必要です。中には怪しいセミナーもあるので、そのようなセミナーは回避しなければいけません。そこでこの記事では、怪しい不動産投資セミナーを見つけて回避する6つの方法を解説していきます。

不動産投資の怪しいを見分ける方法

 

不動産投資の怪しいセミナーを見分ける方法は以下の通りです。

  • 不動産投資の具体的な実績がある会社かどうか
  • 講師の経歴を確認する
  • やたらと物件を推してくれるセミナーではないか
  • 長期間に渡り家賃を保証しますと打ち出していないか?
  • 節税対策をやたらと打ち出すセミナーではないか
  • 自己資金ゼロでもできると売り出していないか

ただし、はじめにいっておくと上記のようなセミナー全て怪しいわけではなく、中には質の高いセミナーもあるでしょう。ただ、上記のような点をチェックしたり理解したりしておくことで、怪しいセミナーに引っかかる確率は落ちますので、その内容と確認方法は理解した上でセミナーを選びましょう。

不動産投資の具体的な実績がある会社かどうか

1つ目の方法は、セミナーを主催する会社が不動産投資の実績のある会社かどうか調べることです。というのも、不動産投資のセミナーを受けるなら、実際のノウハウを元にしたセミナーでないと、せっかく足を運ぶ意味がないからです。

逆に言うと、不動産投資の実績がない不動産会社のセミナー内容は、どうしても真実味に欠けます。そのため、セミナーを主催している不動産会社のWebサイトなどをチェックし、きちん投資実績があるかどうかを確認しましょう。

講師の経歴を確認する

次に、セミナーに登壇する講師の経歴を確認することです。前項のように、主催する不動産会社のノウハウは重要ですが、セミナーではそのノウハウをきちんと言語化して伝える必要があります。そのために、実際にセミナーで話す講師の経歴確認は必須なのです。

大抵の場合はWebサイトにセミナー内容と一緒に記載されているので、講師のプロフィールは良く確認しておきましょう。たとえば、講師自身が不動産投資家で数多くの投資物件の運用に成功しているなら信用できるでしょう。

もしくは、主催する不動産会社の代表などであれば、その会社のノウハウを熟知している人が登壇してくれるので信用できます。意外と多いのは、肩書は立派なものの不動産投資を実際にしたことがなく、さらに不動産会社出身でもないパターンです。その際は、セミナー内容などを良く確認した上で出席を決めましょう。

やたらと物件を推してくれるセミナーかどうか

次に、やたらと物件を推してくるセミナーも要注意です。具体的には、「このセミナー参加者だけに掘り出し物件を教えます!」などように書かれているセミナーのことです。この売り出し文句は嘘でないこともありますが、大抵は誇大広告といえます。

というのも、一度セミナーに参加しただけでは、不動産会社が本当に掘り出し物件を教えることはまずないからです。そのような物件は、何度も取引をしている実績豊富な不動産投資家に教えるのが通例なので、このような文句で煽ってくるセミナーは信頼性に欠けます。

長期間に渡り家賃を保証します

次に、「長期間に渡り家賃を保証します」のような売り文句のセミナーも危険です。この点については以下を知っておきましょう。

  • サブリースに良く見られる手法
  • 家賃保証することはない
  • 国土交通省も注意喚起している

サブリースに良く見られる手法

この「家賃保証」を売り文句にする手法はサブリースの物件を売り出している不動産会社に多い手法です。サブリースとは、不動産投資家がマンションやアパートを建築して、サブリース業者(不動産会社)がマンション・アパートを一括借り上げすることです。

つまり、実際に入居者が入らなくても、オーナーはサブリース業者から家賃をもらえます。そのため、サブリース業者は「うちが○○年間家賃を保証するので、お持ちの土地にマンションを建築しましょう」などの営業トークをしてくるというわけです。

家賃保証することはない

しかし、実際に家賃が長期間に渡り保証されることはありません。当然ながら、建物は経年劣化していくので、築年数に応じて建物は劣化していくからです。そのため、サブリース契約だと空室時に家賃を保証はしてくれますが、大抵の場合は2年に1回ほどのペースで家賃の見直し(下落)があります。

国土交通省も注意喚起している

この点に関しては、国土交通省も「サブリース契約に関するトラブルにご注意ください!」と注意喚起しているほどです。要は、サブリース契約を結ぶときに、サブリース業者の説明不足によって「長期間家賃が変わらない」と思っているオーナーが多く、トラブルが多発したのです。

もちろん、サブリース業者が主催するセミナーが、どのセミナーも怪しいといっているわけではありません。しかし、セミナーの煽り文句で「○○年家賃保証」などを大々的に打ち出しているセミナーの場合、その辺りの説明が不足している業者が主催しているセミナーかもしれません。

節税対策をやたらと打ち出す

次は、節税対策をやたらと打ち出すセミナーです。前提として、不動産投資は確かに節税効果が高い投資であり、「節税できる」という点も不動産投資の大きなメリットであることは間違いありません。しかし、不動産投資のメイン収益は家賃収入であり、家賃を長期間に渡り手にできる点が不動産投資の本質です。

そのため、節税をやたらと打ち出すということは、家賃収入を安定的に得られる物件でなくても「節税効果が高いので優良物件です」と推してくる可能性があります。それは、裏を返すと収益性の低い物件ともいえるので、そのようなセミナーには注意が必要になります。

自己資金ゼロでもできると売り出している

また、自己資金ゼロを全面に出しているセミナーも注意が必要です。というのも、確かに不動産投資はローンを組むので、自己資金が少額でも可能です。ただ、実際は諸費用も支払いますし、それも全てローンを組むのは極めて困難といえます。

さらに、不動産投資をしていると、どうしても空室になり収益が下がってしまう期間ができてしまうため、手持ち資金を捻出するタイミングが出てくるかもしれません。つまり、そもそも不動産投資は自己資金ゼロの方がやる投資ではなく、ある程度の資金を持っている方がやる投資ということです。そのため、自己資金ゼロを推し出している不動産会社は、かなり無理をした購入を勧めてくる可能性があります。

不動産投資の怪しいセミナー

このように、不動産投資のセミナーを選ぶ際は、主催する不動産会社や講師を確認し、どのような点を全面に打ち出しているかを確認しなければいけません。ネット記事や書籍では得られない情報を得られるため、不動産投資のセミナー自体はおすすめできます。

ただし、怪しいセミナーへ参加は時間の無駄どころか、最悪の場合間違った知識を詰め込まれてしまう可能性があるのです。そのため、セミナーに出席する前に、上述した方法で怪しいセミナーではないことを確認しましょう。