マンション経営を検討している人の中には、マンション経営をしている人の平均年収はどのくらいなのか?と思っている人もいるでしょう。そこでこの記事では、不動産投資をしている人の年収はいくらか?マンション経営ではどのくらいの収入を得られるのか?という点について詳しく解説していきます。
目次
マンション経営の収入はどのくらい?

マンション経営の収入について以下を解説していきます。
- 不動産投資をしている人の平均年収
- マンション経営の収入はどのくらい?
- マンションの収入を上げるにはローンが重要
- マンション経営で収入を上げるポイント
不動産投資をしている人の平均年収
申告所得税標本調査によると、不動産所得がある…つまり不動産投資をしている人の年収別構成割合は以下の通りです。
- 100万円以下:7.7%
- 100万円超~200万円以下:20.2%
- 200万円超~300万円以下:16.8%
- 300万円超~500万円以下:23.0%
- 500万円超~1,000万円以下:21.5%
- 1,000万円超~2,000万円以下:8.1%
- 2,000万円超:2.7%
上記は、平均年収でいうと571万円です。たとえば、年金暮らしの人や親からの相続で不動産投資をしている人もいるため、年収が低い人でも不動産投資をしている人はいます。ただ、ボリュームゾーンは数百万円~1,000万円のレンジなので、一般的なサラリーマンや個人事業主の人が不動産投資しているといえるでしょう。
マンション経営の収入はどのくらい?
次に、マンション経営から得られる収入(不動産所得)を見ていきましょう。日本不動産研究所が出典している第 40 回 不動産投資家調査(2019 年 4 月現在)では、賃貸住宅一棟投資の期待利回りはエリア別に以下の通りです。
城南(東京) | 城東(東京) | 札幌 | 横浜 | 大阪 | 福岡 |
4.3% | 4.5% | 5.5% | 5.0% | 4.9% | 5.2% |
たとえば、東京都の城南地区の利回りは4.3%なので、単純計算をすると物件価格7,000万円のマンション経営をした場合には「7,000万円×4.3%=301万円」が年間収益ということです。
もちろん、物件によってはもっと高い利回り、もしくは赤字になっている物件もあるでしょう。ただ、マンション経営で得ることができる収入の目安として、上記の利回りを理解しておくことをおすすめします。
マンションの収入を上げるにはローンが重要
ここまでで、マンション経営をしている人の年収、およびマンション経営から得られる収入が分かったと思います。次に、マンション経営の「収入」におけるローンの重要性について、以下を知っておきましょう。
- レバレッジ効果とは?
- レバレッジ効果の違いによる収入の違い
- 借入しやすい人の特徴
レバレッジ効果とは?
投資におけるレバレッジ効果とは、小さい資金で高額な資産を取得することです。マンション経営をはじめとした不動産投資は、不動産投資ローンを組むことができるので、レバレッジ効果が高い投資といえます。借入者によって借入額は異なりますが、自己資金の10倍の資産(マンション)を取得することもできます。
また、借入者が高年収かつ収入が安定していると評価され、さらに資産(貯金など)も潤沢にある人であれば、自己資金ゼロでも数千万円以上のローンを組むことが可能です。ここまでレバレッジ効果の高い投資は、不動産投資以外にはそうありません。
レバレッジ効果の違いによる収入の違い
レバレッジ効果の違いによる収入の違いについて、たとえば自己資金300万円で利回り5%の投資をしたときを比較すれば分かりやすいです。仮に、不動産投資ローンを組むことで自己資金の10倍のレバレッジをかけられるとすれば、「レバレッジ効果なし」の投資と比較して収入は以下のような違いになります。
- レバレッジ効果なし:自己資金300万円×利回り5%=年間15万円
- レバレッジ効果10倍:自己資金300万円×レバレッジ10倍×利回り5%=年間150万円
このように、ローンを組みレバレッジ効果を高くすることで、結果的に投資から得る収入も大きくすることができるのです。
借入しやすい人の特徴
また、レバレッジ効果を最大限活かすために、借入しやすい人の特徴である以下を知っておきましょう。
- 収入が安定しており継続性がある
- 信用情報(延滞歴や自己破産歴)に履歴がない
- 物件の収益性や担保価値が高い
たとえば、いくら年収が高くても派遣社員や個人事業主などは、「継続性」という観点から金融機関の評価が低くなることはあります。また、信用情報に履歴があれば、ローン審査の最初の段階で否決になることが多いでしょう。上記の点を理解し、自分は借入しやすい立場なのか?金融機関を厳選する必要があるかどうか?を見極めることが重要です。
マンション経営で収入を上げるポイント
前項で解説した「ローン」以外に、マンション経営で収入を上げるポイントは以下の通りです。
- 一棟投資ならではの支出を理解する
- 長期的な収支シミュレーション
- 信頼できるパートナー選び
一棟投資ならではの支出を理解する
一棟投資ならではの支出とは以下の支出のことです。
- 共用部の修繕費用
- 共用部の保険費用(火災保険や地震保険)
- 管理会社への管理委託費用
このように、一棟投資の場合は区分(一室)投資と異なり、一室ではなく建物を丸ごと保有しています。そのため、共用部に関する費用負担はオーナーになります。
上記は賃借人に共益費という形で徴収するものの、実際に支払うのはそのマンションを保有しているオーナーです。つまり、共益費として徴収するものの、いずれは捻出する費用になるのでプールしておく必要があるということです。仮にプールしていないと突発的な支出になり、収入は減ってしまいます。
長期的な収支シミュレーション
また、マンション経営を行うときには、20年~30年という長期スパンで収支シミュレーションを組む必要があります。というのも、前項のような支出は数年ごと、もしくは10年以上スパンが空いて発生する費用もあるため、長期的に収支シミュレーションを組まないと予期せぬ支出が発生するからです。
信頼できるパートナー選び
ただし、前項のような支出はいつ・いくら発生するか分かりません。また、収入も空室期間はゼロになりますし、基本的に家賃は築年数が経過するごとに下落していきます。さらにいうと、自分に有利な金融機関を斡旋してもらうことができれば、ローンに関する不安はある程度払拭させるでしょう。
そのため、支出や空室率・家賃下落率を予測してもらったり、金融機関を斡旋してもらったりという「信頼できるパートナー選び」も、安定したマンション経営を行う上では重要になります。
マンション経営の収入まとめ

このように、マンション経営をしている人の平均年収は571万円であり、利回り(≒マンション経営による収入)はエリアによって異なりますが、平均では5%前後です。また、ローンや収支シミュレーションなど、マンション経営で収入を上げるポイントがある点も認識しておきましょう。
そんな中「信頼できるパートナー選び」が重要といいましたが、パートナーとしてはグローバル・リンク・マネジメントをおすすめします。というのも、グローバル・リンク・マネジメントはリピート率や入居率が非常に高く、東証一部上場していることからも信頼の高さが伺えるからです。興味がある人は、満足度99%のセミナーに一度参加してみてはいかがでしょうか。